クリーニングデイ大会議 vol.7 レポート
(2021.02.21@クリーニングデイ・オンライン)

7回目となった「クリーニングデイ大会議」は、初めてオンラインのみでの開催となりました。時間によって増減しながら、北海道から沖縄まで全国から15-18名の方々にご参加いただきました。昨年2月から今年にかけてのクリーニングデイは、全国的な新型コロナ感染拡大の影響を受けて、2-3月は予定されていた開催の中止・延期が相次ぎ、5月(オンラインのみで4会場)・8月(オンライン&リアルで4会場)の定期開催とその間のスピンオフ開催(#13.5=3会場、#14.5=7会場)を合わせて18会場(2021年2月21日現在)と、これまでで最も少ない開催会場数となりました。しかし、ソーシャル・ディスタンスやオンラインという新たな様式が、クリーニングデイにも新たな形をもたらした1年となりました。
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事務局から簡単なクリーニングデイの説明をした後、昨年開催した6会場(旭川・浦安・横須賀・マテリアル(藤沢)・綾部・佐賀)の主催者の方々に、北から順に報告をしていただきました。

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トップバッターは、クリーニングデイ@旭川公園ゲストハウス(北海道)を開催された佐々木さん。3年ぶりにクリーニングデイを開催した大きなきっかけは、建物自体がアップサイクルなゲストハウスとの出会いだったとか。屋内外で、メモリーマーケット(買う人が値段を設定する=モノの価値は使う人が決める)や市場に出せない不揃いな野菜の販売、米袋を使ったワークショップやお気に入りの洋服からマスクを作るワークショップなどを開催し、80名くらいが来場。旭川市の環境政策部や地元のケーブルテレビの協力を得たそうです。

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次は、クリーニングデイ@うらやす(千葉)を開催する竹内さん。これまで洋服や文具の交換会のクリーニングデイを開催されてきましたが、今回は5月に2つのプログラムをオンラインで開催。廃校になった小学校を活用したスペースで活動されている、物作りの団体・手の舎さんと元々リアルで開催を予定していたので、場には集まれなかったものの、そのままオンラインで一緒に「ぬか漬けでお茶会を」を開催。もう一つの「インテリア本の交換会」は、実際に本の交換はできなかったので紹介にとどめ、落ち着いた頃に交換できればということに。活動を広げていくというよりも「出来る範囲で」「自分のやりやすい形で」やっていくことを大事に、今年はリアルでできればと思っているそうです。

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続いて、クリーニングデイ横須賀(神奈川)の椎名さん。2016年からクリーニングデイを不定期開催されています。ヨコスカECOフェスティバルの一環として、2019年は横須賀市の後援をとって市内の公園で大きく開催しましたが、今年は商業施設の屋上にてフリーマーケットや物々交換、牛乳パックでお財布を作ったり、かまぼこ板アートのワークショップなどのプログラムで開催。また、詰め替えパックをブロックにアップサイクルしている花王のリサイクリエーションとコラボも。子どもたちが当日ブロックで遊ぶことはコロナ禍で出来なかったので、事前に子どもたちに消毒台を作ってもらうことに。今回は規模を縮小したので、全体で500名くらい参加されたそうです。今年はコロナの状況次第ですが、横須賀のサポートセンターと共催で、リアルで開催を予定。

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同じく神奈川県内、藤沢で活動しているクリーニングデイ・マテリアルの薄井さん。2016年春から手作り作家さんとクラフトマーケット&ワークショップをやっており、物作りの人たちの悩みとして排出される素材や在庫の処分市としてクリーニングデイ・マテリアルを立ち上げることに。今年はコロナの影響で、夏にオンラインで開催、Facebookライブで廃材をつかったワークショップを配信。「やってやれないことはない」ことを実感し、オンラインでのワークショップ活動を継続されています。

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ぐぐっと南下して、クリーニングデイ綾部(京都)の小林さん。3年くらい前からクリーニングデイを北欧雑貨のお店の前で始めて、その後、綾部で3カ所と福知山に広げて開催。今年はコロナの影響で見送っていたところ、12/6のフィンランド独立記念日に、小さなフィンランドマルシェをやることになり、その中でクリーニングデイを開催。「クリーニングデイのタグから来場者さんとのコミュニケーションが生まれるのが楽しい」「個人サイズのクリーニングデイを広げていくのも面白そう」と一緒にフリーマーケットを開催された方のコメントもご紹介いただきました。今年はコロナが落ち着いていたら、綾部・福知山から丹羽篠山など近隣地域に広げて開催できればと思っているそうです。

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最後は、クリーニングデイ佐賀の江藤さん。佐賀と福岡の県境にある基山町に移住してから、大字基山というwebメディアを立ち上げ。福岡でクリーニングデイを知り、いつかやってみたいと思っていた時に、2018年の西日本豪雨で被害のあった地元の役に立てないかということで、チャリティイベントとしてクリーニングデイを初めて開催。初回から「出入り自由の本の交換会」を実施し、2回目は町の図書館の中での交換会と外での地元の作家さんの協力を得たアップサイクルのマーケットという「地元にあるもの」で開催したそうです。今年はコロナの影響で開催を諦めていたところに、オリンピックのフィンランドのホストタウンとなっている佐賀県から、12月のフィンランドフェアに声をかけられて、本の交換会だけのクリーニングデイを開催。基山独自の「誰とも話さなくても本を通じたコミュニケーションができる」本の交換会は、その瞬間で本が動いていく一期一会の本との出会いが生まれ、親子連れの来場者も多かったとか。本屋さんや図書館とも違う、新たな本との出会いの場の面白さを実感したそうです。

ここからは、各会場への質問タイム。
■本の交換会の運営について
:一人一冊持って来て持って帰ることで、在庫を持たないようにしています。残った本は次に持ち越し。来場者数は確認してましたが、基本的に名前も含め、本をリストにして管理はしていません(クリーニングデイ佐賀)。
■場所を借りたり、広報的な経費をどうされているか?誰も負担なく出来ないものだろうか
:今年は企業から協賛金を頂き、2018年は(クリーニングデイだけでなくイベント全体で)補助金を取りました。あとはフリーマーケットやフードの出店者さんから出店料をいただいて運営しました(クリーニングデイ横須賀)。
■ハイブリッド開催を考えるにあたって、オンラインのツールは何を使うべきか。ネット環境をどう整えるか。
:今回は自分に馴染みのあるプラットフォームということで、Facebookライブを使いました。他のオンライン・ワークショップではZoomを使っています。何のツールがプログラムに合っているか、無料で使えるか(時間制限も含め)、参加者が参加しやすいか、などを考えながら、色んなツールを使って試していきたいなと。自分たちがやりたいことに対して何のツールが、どんなネット環境が、カメラなど配信方法が向いているか、ということも試行錯誤が必要で、それを決めるのも先ずは何をやりたいか、からですね(クリーニングデイ・マテリアル)。

昨年は開催されませんでしたが、これまでずっと大会議で開催報告をしていただいたクリーニングデイ玉島(岡山)の大月さんや大阪の中山さんにも近況と今年の開催について伺いました。これからも無理なく、楽しく、健康第一で続けていければという想いを共有して終了となりました。ご報告いただいた各会場主催者の皆さま、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
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